Enid Collins(エニッド・コリンズ)のハンドバッグ

2007年08月03日

 エニッド・コリンズのハンドバッグです。ハンドバッグといっても、バケツ形で、所謂トートバッグといわれるスタイル。形自体はシンプルですが、底は木製で表面はキャンパス地、補強の縁取りやフラップ、持ち手の部分は皮革製になっているなど、細かなところまで入念につくられています。

 コリンズバッグの特徴は、なんといっても、ラインストーン、刺繍、真鍮のパーツを使った装飾にあります。白い花、黄色、オレンジ色、茶色のお花に、黄緑と黄緑の葉っぱがたくさんついているデコレーションは個性的で、芸術性もあり、そしてとても楽しいバッグです。このバッグは「フラワー・バスケット」というモチーフタイトルのシリーズの一つで、さほどレアなシリーズではないのですが、それでも同じものを見ることはめったにありません。

 購入時から比較的状態はよかったのですが、もちろんUSEDですので、ところどころに擦り傷や磨耗もあります。それを補修したり、皮革用のクリームやリペア剤を塗ったりしながら、使っています。このバッグに限らないのですが、アンティーク、ヴィンテージなどと呼ばれるものを縁あって入手でき、何代目かのオーナーとして愛着を持って、使えるということは幸せなことかもしれませんね。

 さて、このバッグのデザイナーであるエニッド・コリンズは元々は牧場主の妻だった人で、キャンバス地とレザーのコンビバッグを作り、当初は観光牧場のギフトショップでそのバッグを売っていたのだそうです。ところが、そのデザインが評判になり、1950年代から1970年代にかけてアメリカで爆発的な人気を博しました。当時、一つのブランドとして確立され、工場、ショップを持つまでになっています。

 今はすでにエニッド・コリンズのバッグは生産されていませんし、現存するのは1970年代頃までに販売されたもののようです。コリンズバッグにはここで紹介しているような、花をモチーフにしたもののほか、動物や星座、魚などたくさんのモチーフがあり、今も根強いコレクターがたくさんいます。

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